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聖杯戦争勃発

「きな臭くなってきたと思っていたが、やはりか…」

烈は、学園からの通達を受け、複雑な表情を見せる。
そして視線の先をある方向へと向けた。

「なによ?」

なんとも言えぬほど、威嚇気味な視線が帰って来る。

「朝宮、ポジションの申請はしたか?」

「まだだけど? ま、サーチャーか、キャスターね」

「ラストスタンドにしろ」

「は?」

りんねは「なに言ってるんだ」という顔をした。
ラストスタンド、それは戦争において最終防衛線を守る役割を持つポジション。
常に前線で戦ってきたりんねにとって、もっとも対極にある存在。

「ありえないわ」

「お前は今まで、誰かのために戦ったことがあるのか?」

誰かのために戦う?
そんなもの、今まで何度だって経験して来た。
救出依頼や、戦争だってそうだ。

「そうではない」

りんねの思考を読んだように、烈がそれを否定する。

「今までのお前は、形として誰かを救おうと戦ったかもしれないが、
その本音の部分では自分のためだけに戦っていただろう?」

そう言われるとグウの音もでない。

「お前は一度、何かを本気で背負った戦いを知らなければならない」

「なんで、アンタにそんなこと言われなきゃいけないわけ?」

「お節介だとは分かっている。
だが、このままお前に修羅道を歩ませ続けるわけにはいかない」

りんね自身、それはわかっていた。
最早、修羅の道を歩く必要がないことくらい。
だが、一度踏み込んだ修羅の道は歪で、簡単には引き返すことが出来ない。
足に絡みつく蔦がそれを阻害し、より深い修羅道へと引き込もうとする。

「お前には、お前の手を引いてくれる者がいるだろう?」

「え?」

りんねの脳裏に、一人の人物が浮かぶ。

「俺に出来るのは、邪魔な草木を刈り取り、道を作ってやることだけだ。
そこを引き返すかどうかは、お前が決めることだ」

「……ちっ。どいつもこいつも、ホント、お節介焼きな連中ばかりだ」




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朝宮 りんね

Author:朝宮 りんね
このブログは株式会社トミーウォーカーの運営する『シルバーレイン』のキャラクターによるブログです。

朝宮りんね(b57732)


両親を亡くし、孤児院を装った研究施設にて能力開発を受け、シルフィードの力を覚醒させた少女。
力を手に入れた彼女は、両親の仇である二刀流を追うが、実はその相手は自分の命の恩人であったことが分かる。


水岸烈(b62418)


二刀竜の名を持つ剣士。
りんねの命の恩人であるが、その為に彼女を苦しめた事実を悔やんでいる。
難病を患っている妹がいて、その治療費を肩代わりしてもらう約束で、従属種ヴァンパイアとなった。


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